風邪予防の8ポイント



 風邪・インフルエンザ予防に手洗い、うがい、歯磨きを! -小文字版-


★ニュースNo.1 →小文字版(本頁)大文字版(風邪・インフルエンザ予防に手洗い、うがい、歯磨きを!)
★ニュースNo.2 →「インフルエンザ:高齢者は注意」
★ニュースNo.3 →「新型インフルエンザでウィルス性肺炎を起こして重症化」
風邪やインフルエンザが心配な季節になった。手洗いやうがい、予防接種はインフルエンザ予防の基本とされている。
風邪やインフルエンザが心配な季節になった。手洗いやうがい、予防接種はインフルエンザ予防の基本とされている。このほかにも、歯磨きや、食事をバランス良く取ることが予防に効果を発揮することが、近年の研究から分かってきた。日常生活の中で簡単に実践できる予防法を紹介する。「うがいはわかるが、なぜ歯磨きが?と疑問に思われるかもしれないが、□は健康の基と言うが、特に高齢者は□の清掃が大切です。03年から04年にかけての冬、デイケアに通う高齢者に週I回の口腔ケアと歯磨き指導を続け、インフルエンザ検査キットで調べた結果、□腔ケアと歯磨き指導をしたお年寄りは98人中I人(1%しかインフルエンザを発症しなかったのに対し、いずれも実施しなかったお年寄りは92人中9人(9・8%)がインフルエンザを発症し、大きな差が出た。風邪でもケアなどを続けたグループは8人(8・2%)だったが、実施しなかったグループは12人(13%)が発症し、違いが出た。口中細菌が出す酵素は、口やのどの粘膜を荒らし、ウイルスがくっつきやすくなる。細菌がウイルスの活動を助ける働きをしている可能性もある。このため正しい歯磨きで口の細菌を減らせば、インフルエンザや風邪の予防につながる。また、野菜嫌いの人は要注意!予防接種に劣らず食事のバランスが大切です。特に野菜、魚、大豆が嫌いな場合、風邪をひきやすい。予防接種に加え、バランスよい食事をすることが予防につながる。最も効果的な予防法は、「流感予防標語」によると、1.近寄るな咳する人に 2.鼻□を覆へ他の為にも身の為にも 3.予防注射を転ばぬ先に 4.うがいせよ朝な夕なに…となっている。いかにもレトロな印象だが、これに尽きる。タミフルなど新薬が注目されがちだが、予防法は常識的なもの。人間は鼻を触る習性があるとして、手洗いとマスクの着用も大切だ。風邪を引いた人が鼻を触った手でドアを開け、次の人がドアノブを触った手で自分の鼻を触り、と感染するドアノブ感染と呼ばれる経路が多いという。このため、手洗いと鼻を触らないですむマスクの着用が効果的。風邪にかかった後も、就寝時にマスクをすると、自分の息で加湿された空気を吸うため、のどが保護されて回復が早い。
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